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2020.12.20
普段、あんまりオーバーヘッドタイプのヘッドフォンは使うことがありません。なんとなく大げさになるし、使ってないときに邪魔になるし、髪型も乱れるし、ということで敬遠していました。それでも、Appleが最高のヘッドフォンを作ったということで、一度はそれを試してみようかと思って予約をしてみました。
発表されることは分かっていたものの、待ち構えてすぐに予約するという程ではなかったので、SNSのフィードに流れてきた12月8日23時頃にオンラインで予約をしました。その前に絵文字が色々と刻印できるというのを知っていたので、今回は★マークを付けてみようと思い立ち、「★★★」というのを付けてオーダーしようとしたところ、12月18日が納期となっていました。元々は12月15日発売だったので、3日くらい遅れるけれどもまぁ良いかと思っていました。
しかし、実際には刻印したから早めの納期になったようで、刻印していない人は年内ギリギリというような声を聞いていました。朝になったら、もう2ヶ月待ちとかになっているということで、もしかしたら生産量が少なかっただけなのかもしれませんが、6万円を超える高級ヘッドフォンで特に試聴ができるわけでもない状態でこの吸引力があるというのはAppleのブランド力の成せる業ですね。
なお、その後に12月18日発売にリリースが変更になり、これは発売日に刻印入りで手に入れられるとはラッキー。と思ったのに、結果としては12月19日の夕方に配達となったので(理由は不明)、1日遅れとなりました。元々、3日遅れだったことを考えれば特に問題はないですが、ちょっと損した気分になったのはなぜでしょうか。
ちなみに、スリースターといえば、卓球です。国際卓球連盟公認球、日本卓球協会使用指定球として、国際大会で使われているボールです(元卓球部)。
もうひとつついでに余談ですが、私は★グッズを沢山持っています。もちろん、理由は私の名前に由来しています。バッグやアナログの時計、その他さまざまなグッズを持っています。オーダースーツやシャツにも★だけを入れていることもありますので、★グッズで良いものがあればご紹介ください。
★
さて、まだ使い始めたばかりなので、しっかりとした評価はできませんが、ファーストインプレッションとして下記のことを感じました。
- 美しいデザインとカラー
- 音質は思ったよりもフラット
- なんだかんだ、結構重い
- Smart Caseはそんなにスマートではない
- Lightning端子はAppleユーザーからすれば当然のチョイス
美しいデザインとカラー
やはり、ここはAppleの真骨頂。それぞれのパーツが美しく、製造も厳しく管理されているので細部に渡って作り込まれています。ここには、かなりのコストがかけられていると思います。6万円超えという価格でも、工業製品としてはそんなに高すぎるということではないと思います。
私はヘッドフォンはB&Oを愛用していましたが、少し路線は違うものの、デザインとしては最高峰だと感じました。ヘッドバンドのメッシュは高級感はないもの、実際に使用してみると装着感が良く、蒸れないのも良いと思いました。
今回はスカイブルーを選択してみましたが、この色合いは既存のヘッドフォンにはなく、ブラックやシルバーと違ってクールな印象です。
音質は思ったよりもフラット
到着したばかりで、とりいそぎ開封してまずは尊敬する本田雅一氏の「Headphones Test Music」(本人許諾済)というプレイリストをざっと再生しただけの印象です。AppleのブランドのひとつであるBeats by Dr.Dreは正直、あまり好きじゃない音作りで、聴いていて疲れるというか、エネルギーを使って聞くような印象でした。ただ、AirPods Proもそうですが、Appleブランドの方ではそういう傾向はなく、かなりフラットな印象を受けました。ほんの少し高域の伸びが少ないように思いましたが、全体としてはバランスが良いと思います。
それにしても、このプレイリストはApple Musicに加入されている方であれば、AirPods Maxのサウンドテストにとても良いと思いますので、是非チェックしてみてください。さまざまなジャンル、オーディオのバランス、録音状態などがあって、そしてどれも良い曲ばかりです。アーティストの好き嫌いとは別に、音楽を聴くのが楽しみになること間違いなしです。
なんだかんだ、結構重い
元々リファレンスとして持っていたSONY MDR-Z7が335gで結構重いと感じていたところから、さらに約385gですからさらに重いのです。その前に使っていたB&O H4では224gですから、かなりの差があります。
他の方のレビューではあまり重さは感じないと書かれていますが、私は普段はAirPods Proだったこともあって、かなり重く感じました。歩いているとさらに重力を感じて重みを感じますので、外で使うには慣れが必要なのかもしれません。
Smart Caseはそんなにスマートではない
本体の美しいデザインとは変わって、イマイチ好きになれないデザインのSmart Case。どことなく、iPhone 12シリーズでできたレザースリーブを想起させる、Appleにしては…と思わせるようなデザインです。
そもそも、スマートと言いつつ入れにくいです。結構気を使って入れる感じです。また、屋内ではそんなに傷つけるようなシチュエーションが思いつかないので、外出先で使うことが想定されますが、AirPods Maxを使用しているときの置き場が難しいです。折りたたんで薄くなればもう少し収納できる場所があるのに、と思いました。
そして、このSmart Case自体が134gとかなり重いのです。マグネットが入っているということを加味してもかなり重いです。スマートなのはSmart Caseに入れると低消費電力モードに入るということだと思いますが、それも別の方法があったのではないかと思ってしまいます。そんなに乱暴に扱わなければ、Smart Caseは不要だなと感じました。
Lightning端子はAppleユーザーからすれば当然のチョイス
最後に。毎回iPhoneなどApple製品が出たりするたびにUSB Type-Cにしないことについて批判があります。しかし、AppleユーザーからすればUSB Type-Cなんてここ最近出てきた規格で、街の家電量販店でもかなりチョイスが少ないです。充電器だってまだまだ少ないので、USB Type-Cに乗り換えるメリットが薄いです。まずはmicro-USBとかUSB Type-Aを無くしてUSB Type-Cに天下統一され、店舗などでもたくさんチョイスができるようになってから言って欲しいところです。
Lightningはもう長年使われ、そして圧倒的に普及していて、iPhoneのみならずAirPodsや、Apple製キーボード、マウスなどにも使用されています。たくさんの種類のLighitning周辺機器も用意されているので、このエコノミーの中で使っていくには一番安価で入手しやすいのです。USB Type-C to LightningケーブルはiPhoneにも同梱されていますし、他でも使っているので沢山持っていますから、特に困るようなことはありません。むしろ、USB Type-Cになったら追加でケーブルを買わなければいけないのに、選択肢も少ないし、格好良いものもありませんので、困ってしまいます。
さらにいえば、Apple認定プログラムMFiのようなある一定の品質を担保し、Appleの認定プロセスや試験をパスしたものというような安心して購入できることがUSB Type-Cにはあまりありません。実際にはUSB-IFの認定がありますが、必須ではないためコストがかかることもあり、巷にあるケーブルの多くがこれとは無関係に販売されていますので、品質や仕様が分からないなどの問題点が多く存在しています(たとえばAmazonのUSBケーブルランキングでも安いかもしれませんがUSB-IF認定品がなかったりケーブルの品質が分かりません)。
AppleとしてはMacやiPad Proのようにある程度のリテラシーがあると思われる人向け製品では、USB Type-Cを採用していますが、数多くの一般ユーザーが使う製品ではLightningと棲み分けをしているということなのだと思います(あくまで思います、ですが)。
というわけで、オーディオ製品はLighgningコネクターでいくのだと思います(あくまでも、思います)。
★
軽くファーストインプレッションだけ書こうと思ったら長くなってしまいました。もう少し日々使いこんでみないと真価は分からないと思うので、また時期を見て、その後の評価をしてみたいと思います。
最後に、このAirPods Maxに合うヘッドフォンスタンドをお探しの方にはまず間違いない製品としてBluelounge Postoをお勧めします。ヘッドバンド部分が軟質材で柔らかいので、メッシュ部分を変形させてしまうことなくホールドすることができます。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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